出産前ってどんな感じ?
出産前ママの気持ち
出産前ママの気持ち
いよいよ出産を控え、臨月(9か月~10か月)のママ達はどんな気持ちで過ごしているのでしょうか?
〔1〕早く赤ちゃんに会いたい!
約1年近くお腹の中で一緒に過ごしてきた赤ちゃん。「本当にお腹にいるのかしら?」から始まり、ゴロゴロ不思議な感覚がしてきて、元気な胎動を感じる。それが臨月に入るとすっかり赤ちゃんの動きも静かになってきますね!大きく大きくなった赤ちゃんはもうお腹の中では窮屈でお外に出る準備を始めています。
病院でもらう白黒のエコー写真にも「可愛い~!」と思ってしまうママさんも多いと思います。やっぱり「会いたい!」その気持ちが一番強いですよね!赤ちゃんも早くママに会いたいはず。
予定日は前後することが多いです。経産婦さん予定日より早まる傾向が多いようです。予定日はあくまで予定日ですからあまりこだわらず、ゆったりとした気持ちで産前を迎えて下さい。1人自由な時間も間もなく終了します。今の時間を大切に過ごしてくださいね!
〔2〕とにかく心配、そしてこわい!
計画も完璧で、準備も万全です。でも、なぜか不安で、夜中に飛び起きることもあるかもしれません。忘れ物がないようにリストを作りましょう。夜中に飛び起きたときのために、ベッドサイドにメモとペンを置いておくと、さらに安心です。
知識が万全でも、やはりこわい気持ちもわくでしょう。ちゃんと陣痛に耐えられるのかしら?無事に産まれてきてくれるかしら?
正直どれくらい分娩時間がかかるのか、陣痛が痛いのか、それは誰にも予測できません。ただ、ママが痛い時間、同じように赤ちゃんも頑張っていて、産道に入る時は赤ちゃんも痛みに耐えているそうです。同じ思いの2人で乗り越える出産なのです。もうすでにママになる準備は出来ているわけですから、赤ちゃんのためにもしっかりとした気持ちで臨みましょう。
〔3〕とってもナーバス
気持ちがとってもナーバスになって、夫や子どもに対してついイライラした気持ちを抱いてしまったり、以前は気にならなかったささいなことでキレてしまったりということがあるかもしれません。出産への不安感やホルモンバランスによるものでしょうが、自分でも理解不可能でしょうし、もちろんその気持ちを夫や子どもがわかるはずはありません。正直に話をしてみて周りに人に理解してもらいましょう。今だけは許してもらいましょう。
産後鬱の人もいれば、産前鬱の人もいます。その症状は人それぞれ違います。病院へ通院しなければいけない程の人から、「あれ?少しイライラするかも?」程度の軽い症状の場合も。全く感じない方ももちろんいます。
これから出産という大仕事を迎えるわけです。心境の変化があって当然です。自分の気持ちの変化に混乱することなく、それを理解してもらえるようきちんとお話をしてみましょう。
【店長の出産経験】
第一子は予定日より1ヵ月近く早く産まれてしまい、後期母親学級にも参加できませんでした。なので「出産前」の気持ちもあまり整わないままあれよあれよと出産してしまった感じです。ただ、「後でやればいいや~」と呼吸法はもちろん、出産時の知識も頭に入れていなかったため、半狂乱の今思えば本当に恥ずかしい出産でした…先生・助産師さんにもご迷惑をおかけしてしまったと…
それに比べ第二子は予定日より2日早く産まれましたが、それはそれは長く感じる妊婦生活でした。経産婦さらに早産経験者ということで、先生からも1ヵ月前から「いつ産まれてもおかしくないね~」と言われ続け…予定日を過ぎたわけでもないのに、まだ産まれないことに不安を感じ。とにかく体を動かしました。
今回は後期母親学級にも参加できて、助産師さんの貴重なお話も聞くことができたので、とてもリラックスして出産を迎えることが出来ました。冷静に「赤ちゃんを産む」ことを感じられて、「自分の力で産んだ」出産でした。(半狂乱にもならずに…)
「赤ちゃんも同じ気持ちなんだ!」と思えば、産前の不安な気持ちも痛い陣痛も乗り越えられると思います。世界一の宝物があなたに会えるのを待っているのですから!
出産前パパの気持ち
出産前パパの気持ち
妊娠中の夫の気持ちって?夫が何に悩み、どんな気持ちになるか。赤ちゃんを授かった時にどう思ったかをまとめてみました。
〔1〕仲間はずれを感じてしまう…
ママが妊娠してからまわりに特別扱いされる。
ママが自分をかまってくれなかったりで、何故か自分がのけ者扱いされているような気分になってしまう。
今までは2人だけで楽しく過ごした時間を、ママのお腹の赤ちゃんに取られているような気になります。また妊娠によって日常生活の行動に規制を受けることが多くなります。
〔2〕イライラしてしまう…
妊娠中の女性は急激なホルモンの変化で、感情が不安定になることがあります。ちょっとした些細なことに腹が立ったり、また落ち込んだりします。
一時的なものではありますが、妊娠前のママの態度とは違う点に、パパは不安やイライラを感じてしまうこともあるようです。
【店長の出産体験】
ママさん自身も初産の場合、初めての身体や心の変化についていけず、孤独感や不安を抱くことが多いです。
パパとも同じ気持ちを少しでも分け合えたらと思っていました。育児書や産婦人科で貰ってきた資料等を読んでもらえるようお願いしたこともあります。
(でもあまり読んでいた形跡はありませんでしたが…)
第2子妊娠時は、より一層妊娠中のイライラが募りました。何故か毎日いるパパに当たってしまうのですね…
産後の今は「なんであんなにイライラしてたんだろ???」と思いますが、世の中のパパさん!辛いのはママです!
妊娠を一緒に乗り越えて、赤ちゃんが生まれる頃にはパパとして準備万端にしておいて下さいね♪
出産前にしておくこと
出産前にしておくこと・しておきたいこと
何かとやることが増えてしまう産後。動ける今のうちにやっておくこと・やっておきたいことをまとめてみました。
■自分がやっておくこと
☆掃除
年末の大掃除など特別な時にしか掃除をしない場所を掃除しておきましょう。窓掃除や高い場所のほこり取りも忘れずに。シーツやカーテンなどの大きな洗濯物も済ませてしまいましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんは埃に敏感です。また、産後赤ちゃんが寝ていると掃除機の音で起きてしまったり…なかなか集中して掃除に取り組むことは出来ません。
パパにも協力してもらって、しっかり掃除を済ませて下さいね!
☆赤ちゃんグッズの準備
おむつ・粉ミルクなど必要最小限のものは用意しておきましょう。
生活環境にもよりますが、ペットを飼っていたり、まだ低年齢の兄弟がいたりする場合は、ベビーベッドなど赤ちゃんが寝られる場所を確保しましょう。
肌着や洋服等は正直一週間分揃っていれば十分と思われます。産後間もなくは外出することも出来ません。ですので「赤ちゃんの洋服=肌着」で十分過ごすことが出来ます。
☆入院グッズの準備
各産院で行われている「後期母親教室」に参加すると、入院までに揃えて欲しいものを指示されます。
ナプキン・産褥パンツ・母乳パットなどは産院で用意してくれる場合が多いです。
前開きのパジャマは産後お家でも使いますので、お家で着やすいデザインを選ぶと良いでしょう。
とこちゃんベルトなどの骨盤矯正用品は、産前から使用している方も多いと思いますが、産後すぐに着用することが大切ですので、用意しておきましょう。
☆内祝いの下見
少し気が早いですが、産後赤ちゃんを連れてあちこち買い物に行くのは本当に大変な作業です…
実際に商品を手にして百貨店などで購入することが困難でしたら、ネットで内祝いの検索をしていくと良いでしょう。
☆美容院
お宮参り前まで(産後1ヵ月前後)まで美容室に行くのは難しくなりますので済ませておきましょう。産後美容院に行く際も、赤ちゃんを預かって貰える環境でないならば、子連れで行ける美容院を探しておきましょう。
また、出産時にネイルは外すのが常識です。急遽母体の状態が悪化した時に、爪の色で状態を確認するためです。ネイルをしている方は、産前に処理をしておきましょう。
■家族でやっておくこと
☆出産までの具体的なスケジュールを立てる
急いで病院に行かなくてはならない場合どうするのか? タクシーを呼ぶのか? どのタクシーを呼ぶのか? どの道で行くのか? 夜中の場合はどうするのか? などなど、産科に向かうということだけを考えても、いろいろなチェック項目があります。
2人目の出産なら尚のこと。上の子の幼稚園のお迎えや、入院中の面倒を誰に見てもらうかなど、家族でしっかり計画を立てておきたいですね。
☆家族で過ごす
ご夫婦だけの生活・上の子と3人家族の生活など、今の状況も赤ちゃんが生まれたら二度と戻ることはありません。
今だけしか味わえない時間を楽しんで下さい。小旅行に行ったり、写真を撮ったり。何か記念に残ることをするのがおすすめです。
【店長の出産体験】
赤ちゃんが生まれるとその生活は大きく変わります。とにかく「時間が無くなる」というのが現状です。
旦那さんに手伝ってもらって、年末なみの掃除をすませました。我が家は吹き抜けがありますので、高いところの掃除はすべて旦那さんにお任せ。普段は一切家事をしない主人ですが、出産は家族で迎えるものです。当然お手伝いをしていただきましたよ♪
内祝のお返しの下見も、時間がある時に済ませておくと便利です。一般常識としてお祝いをいただいてから2ヵ月までには返したいところ。予測をするのは失礼かもしれませんが、「このお店にこんなのがあったな~」と頭の片隅に入れておくと、実際お返しするときにスムーズになります。
出産前兆候
出産のサインと兆候
出産が近づくと体にいろいろな兆候が現れます。これらはお産が少しずつ近付きつつあるサインです。いつ出産が始まってもいいよう心の準備を整えておきましょう。
■よくある出産の兆候って?
☆食欲が湧いてくる!
出産が近づく兆候はいくつかありますがまず、胃がすっきりして食欲がわいてきます。
これは赤ちゃんが子宮ロに下がる事で胃への圧迫が少なくなることで起こります。
☆おなかが張る…
臨月に入ったころから、赤ちゃんはお産に備えて、頭をお母さんの骨盤に入れてきます。赤ちゃんをそうして少しずつ下に押し進めるために、頻繁に不規則なおなかの張りが起こってきます。
これも赤ちゃんが子宮口に下がる事で起こり、子宮の収縮が始まってきている証拠です。この状態のことを前駆陣痛といい、陣痛と違い痛みが続かないのが特徴です。
☆恥骨が痛む…
赤ちゃんが下がってくると恥骨や足の付け根が圧迫されて、ひきつるような痛みを感じます。
☆おりものが増える
お産が近づくことで子宮頸管が柔らかくなり、分泌物が増えます。そのため白くて、やや水っぽいおりものが多量に出ます。
☆トイレが近くなる
子宮が膀胱を圧迫するのでトイレの回数が増えます。さらに、膿が圧迫されて便秘になることもあります。
夜中にも何度もトイレに行くのが辛く感じることもあるでしょう。ただこれは、出産後何度も授乳のために夜中に起きる訓練の始まり…なんて話も。
■本格的な出産の兆候
★陣痛
陣痛とは、赤ちゃんを押し出そうと、規則的に繰り返して起こる子宮の収縮のことです。感じる痛みの強さは人それぞれですが、だんだん強くなります。周期的に痛みがやってきて、痛みと痛みの間には全く痛みを感じないのが特徴。
最初は1時間おきや30分おきだった痛みが、だんだんと5、6時間かけて10分周期になってきたら本格的な陣痛です。痛みが来た時刻をメモしておくと陣痛の周期がわかりやすいでしょう。最近では陣痛の周期を計れる「陣痛時計」などの便利な携帯アプリもありますよ!
★おしるし
粘り気のある出血です。子宮口が開き始めたり、子宮が収縮したりすると起こります。色は赤、ピンク、赤褐色などで、出血の量とタイミングは人それぞれです。ただし、大量の出血や痛みを感じる場合はすぐに病産院に連絡しましょう。
★破水
いきなりドバッと羊水が流れ出るものだけが破水ではありません。尿もれかな? という程度の、水がチョロチョロとしか出ない破水もあります。破水であれば、からだを動かすたびに少し流れ出るとか、意識して力を入れても自分で止められず流れ出てきてしまうのが特徴です。しかし、自己判断せず、迷ったときは病院に連絡して診察してもらうのがいちばんです。
【店長の出産体験】
1人目の出産は1か月近く早い早産だったので、特に出産前兆候は表れませんでした。出産自体は破水から始まったのですが、その日寝る前に足がとてもむくみました。普段はむくむ方ではないのですが、その日はたまらず主人にマッサージをしてもらったほどです。
2人目の出産は「前駆陣痛」のような出産前兆候がありました。生理痛のようなお腹の痛みが2週間前あたりから始まり。1日3~5回ほどでしょうか。時間は短いのですが、痛みが始まるとソファーに横になるようにしていました。
予定日より2日早い出産だったですが、今回もやはり破水から。夜中に破水し、すずに病院に行きました。
この破水ですが、上部が切れるか・下部が切れるかによって、羊水の出る量が違うそうです。上部なら「ちょろちょろ」・下部なら「どばっと」。うっかり外出していて下部が切れてしまい大変な思いをした妊婦さんもいたそうです。