出産祝い豆知識

出産祝い・内祝いのお返し



■内祝いのお返し・時期・相場■

出産内祝いとは本来、子供が生まれた喜びをこめて、親類縁者、友人や近所の人へ配るものでした。 自家のお祝い行事の一環として行うものだったのです。だから内祝(内のお祝い)といいます。
けれども近年は、内祝いは出産祝いを貰った人に(貰った後に)そのお返しとして贈るのが一般的になっています。 近頃では内祝い=出産祝いのお返しという認識です。

出産内祝いを贈る時期は、正式にはお宮参りの頃(生後1ヶ月頃)です。
ただ、近年は頂いた出産祝いのお返しとして出産内祝いを送るケースがほとんどですので、 産まれて1ヶ月頃までにお祝いを貰った方へのみ1ヶ月頃にまとめて内祝いを送り、 遅れてお祝いをくれた方にはその都度、内祝いを送るというのが実情のようです。生後半年以上経ってから「出産内祝い」が送られる事も珍しくありません。 (遅れてお祝いを頂いた場合)



[出産前]

出産内祝いは、できれば妊娠中に準備をしておくのがベター。品選びと贈り先の目星をつけておきましょう。

●住所録を整理しましょう
結婚祝いをいただいた方など、連絡先をひとまとめにして整理しておきます。
●内祝い品選びをしましょう
カタログなどを取り寄せて、何を贈るかおおまかな目安を立てておきましょう。

[出産後]

赤ちゃんにまつわる行事が次々とあり、お祝いの品も届きます。忙しい時期ですが、内祝いを贈るのを忘れて失礼のないように。

☆産後1週間☆
生後7日目の夜を「お七夜」といい、命名を行ないます。半紙や既成の命名書に、毛筆で名前と生年月日を記します。

☆出産祝いが届く☆
・出産祝いをいただいたら、3日以内に電話や手紙でお礼を伝えましょう。
・出産祝いをいただいた方のリストを作り、内祝い品を決めてメモしておきます。

☆お宮参り☆
生後1カ月ごろ、赤ちゃんが生まれて初めて近くの神社に参拝する行事です。

☆内祝いを贈る☆
お宮参りがすんだ頃をめどに、内祝い品を手配します。

出産内祝いを「貰ったお祝いへのお返し」と考える場合(近年は殆どそうです)貰ったお祝いの額の、だいだい3分の1~2分の1ぐらいの金額の物を送るのが世間相場のようです。 1万円のお祝いを貰った場合は、内祝いの金額は3000円~5000円となります。
もちろん、あくまでも世間一般での相場ですので、親戚間、友人間の通例やそれぞれの家庭事情で 妥当な額を予算とすれば良いと思います。

値段はおおよその見当でかまいません。あまり金額にこだわってしまうと品物を選ぶのに困ってしまうので、出産内祝いの品は一律にして贈るのもいいでしょう。少し気をつけたいのは、目上の方に贈る場合。高価なものをお返しすると、逆に失礼にあたるとされています。

複数の人で花束をいただく場合や、さほど値段の張らない出産祝いをいただく場合があります。こうした気軽な贈り物には、相手の気持ちをくんでこちらからもあまり格式ばらずにお返しを考えましょう。
1,000円程度のタオルを贈るのもいいですし、みんなで分けられるお菓子をお返しするのもいいでしょう。また、お礼の手紙やカードを贈ったり、自宅に招いておもてなしをしたりして、感謝の気持ちを伝える工夫をしたいものです。




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